ワキガと遺伝の関連性について

ワキガと遺伝の関係について

ワキガの原因は、ワキの下に集中している「アポクリン汗腺」という汗腺から分泌される汗です。

 

このアポクリン汗腺から出る汗は、脂質やたんぱく質を含んでおり、この汗を皮膚常在菌が分解することにより刺激臭が発生します。これがワキガの臭いの原因です。

 

アポクリン汗腺の量は、生まれた時から決まっており、その量は「遺伝」により決まります。

 

ワキガは優性遺伝

 

遺伝には2パターンあり、次世代に現れやすい遺伝を優性遺伝、次世代に現れにくい遺伝を劣勢遺伝と呼びます。

 

【ヒトの例】

体の部位 優性遺伝 劣性遺伝
瞳の色
耳垢 湿
波状毛 直状毛
二重 一重

そして「ワキガ」は優性遺伝に分類されています。

 

ワキガの隔世遺伝について

 

隔世遺伝(かくせいいでん)とは、父親や母親からは発現せずに、祖父や祖母から遺伝する事です。世代を飛ばして遺伝しているように見える為、このような名前がついています。

 

ワキガも隔世遺伝します。親がワキガではないのに、自分がワキガである場合、おじいちゃんやおばあちゃんのワキガが隔世遺伝してしまった可能性があります。

 

ワキガが子供に遺伝する確率は?

 

ワキガの遺伝子は優性なので、高い確率で子供に受け継がれていきます。
遺伝する確率は、片親がワキガの場合はおよそ50%、両親がともにワキガの場合は、およそ80%です。

 

数字だけ見ると、結構な割合でワキガになってしまうと思うかもしれませんが、元々日本はワキガ体質の人が少なく、日本の人口の10〜20%であると考えられており、自分がワキガでパートナーもワキガである確率は、かなり低いと思います。

 

自分の子供がワキガに遺伝したかどうか、いつごろ分る?

 

ワキガの原因である「アポクリン汗腺」が活発になり始める時期は、ワキガは元々異性を引き寄せる「フェロモン」の名残りですので、体が子供から大人に変わってくる思春期ぐらいから活発になります。

 

年齢でいうと男子は9〜13歳頃、女子は7歳〜12歳頃です。但し、個人差もあり小学校低学年の頃からもワキガ体質になる子もいます。

 

もし自分の子供にワキガが遺伝したとしても軽いうちなら、対策をとれば、臭いが感じなくなるまで改善することもできます。

 

まずは、ワキガ対策用のデオドラントクリーム等で対応することをおススメします。

 

 

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