ワキガには様々な原因がある

ワキガってそもそも何なの?

ワキガ(腋臭)にお悩みの人ならわかると思いますが、ワキガはツーンと鼻につくような独特のにおいが特徴です。
汗臭さとは、違った刺激を伴うにおいで、汗をかきやすく肌が露出しやすい夏には臭いが気になる方も多いです。
男女問わず、また年齢も関係なくワキガは発生します。

 

ワキガは病気ではなく「腋臭症(えきしゅうしょう)」という体質の一種です。
民族ごとのワキガ体質の比率は、一般的には、黒人100%、欧米人70〜90%、日本人10%と言われています。
日本人はワキガ体質が他の民族比べて少ない為、わきが臭に対して非常に敏感だといえます。

 

ワキガの原因はさまざま

 

ワキガの原因は主に以下があげられます。

 

遺伝

ワキガの研究結果によると、
父親か母親のどちらかがワキガの場合は50%の割合
父親・母親が共にワキガの場合は80%の割合で遺伝すると言われています。

多汗症

多汗症とは、読んで字のごとく、汗を以上に多くかいてしまう病気です。
多汗症になって大量に汗が分泌してしまうと、臭いが広がり、重度のわきがになってしまう事があります。

食生活

アポクリン汗腺から分泌される汗の成分がワキガの臭いの元となっています。その主な成分は脂肪分やタンパク質で、
特にお肉に含まれる動物性の脂質は臭いがひどくなります。
その他にもチーズ、卵、ラード、バター、スナック菓子等にも動物性油脂を多く含まれています。
また、カレーやキムチ等に含まれている香辛料は、アポクリン汗腺の動きを活発にしてしまいます。(辛い食べ物を食べると汗が噴き出ますよね)

肥満

肥満の人は、汗をよくかくことが多いと思います。肥満体系の人は、皮下脂肪が多い為、体内の熱の排出が妨げられ体温が上がりやすい状態になっています。その為、体温を下げる為に大量の汗を出そうとします。この大量の汗で洋服や下着が湿ってしまい雑菌が繁殖しやすくなります。

ストレス

ワキガとストレスは、あまり関連性がないようにも思えますが、ストレスを強く感じたり緊張したりした際、アポクリン汗腺からの汗の分泌が活発になります。
この汗は脂質を多く含んでいるいわゆる脂汗で、この汗が皮膚常在菌に分解され強い刺激臭を発生します。